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全てはここから始まった。

聲の形観てきました。(ネタばれ一応アリ)

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    今回は「聲の形」を観てきました。

     

     

    いやはやすごい映画を観たという感じです。


    あ、因みに良い映画です、間違いなく。

     

     

    ただひたすら重い。


    終始眉をひそめて観た映画は生まれて初めてです。
    心の安堵を許さない作りになっています。
    映画館内も異常に静まり返っていました。

     

     

    聴覚障害を持つ少女といじめをしていた少年のお話なんですが、
    少年がそのことで逆にクラスから孤立し、
    自分が犯した過ちに気付いて贖罪していく過程が描かれる。

     

    物語は少年時代と数年後の2部構成。

     

    主人公とヒロインの再会に加え、元同級生との再会が二人の運命を揺さぶっていく。

    京アニということでクォリティの高いアニメーションと背景と演出は
    この作品に合っている気がしました。

     

     

    思ったのですが、

    この作品の締めはおそらくハッピーエンドではない。
    少なくともいじめをしていた主人公が友人と彼女を作って幸せになる映画では決してない。
    この主人公はマイナスをゼロにしようと必死になっている。
    物語の最後ではマイナスが限りなくゼロに近づいたかな?というところで終っている感じを受けた。
    自分が犯した過ちで孤立し、

    人の顔をまともに見れなくなった主人公がほんの少し視野を広げられるようになって終わる。

    マイナスからゼロへ向かうことでプラスにはなっているが、ゼロには至っていない。
    決してハッピーエンドではない作品だと私は思った。

    それが映画が終わっても重苦しい感じが続く要因だ。

     

     

    だがこの作品がもし主人公側の加害者の贖罪物語のみで終っていたのなら、
    巷で言われているような評価には繋がらないはずだ。

     

    実はもう一つ重要な側面がある。

     

     

    耳の聞こえないヒロインが元クラスメートの少女にある種の真実を突き付けられた時、
    自らの意思で行動しようとし始めたことだ。
    障害を持っているとはいえ人間である。
    ハンデを持っている分、健常な人と同様の精神の安定を保つのは難しい。
    ただ、だからといって護り護られてだけいると、思わぬ恐怖を他人に与えてしまう。

     

    このお話では耳が聞こえない、発声がうまくできないということからコミュニケーションの断絶という
    子供にとっては不安の原因になる一つの事例からいじめに発展した。
    これは「障害の所為」ではなく

    「状況を咀嚼して整理できない幼い精神が恐怖によって引き起こしてしまうもの」でもある。
    悲しいかなこの世界は人間に厳しいルールでできているので、
    障害を持っている人であれば並みの人以上の努力が必要とされる場合もあるということ。

     

    この作品ではそこをきっちりやっていたので、
    単なる加害者被害者の善悪のストーリーではなく
    この厳しい世界に立ち向かう人間の姿を描くストーリーにできたのではないかと思う。


    もっとも、少年の性格の変わり様やヒロインのいじめをした人を好きになる精神というのは
    都合がいいというか、そこが漫画である所以というか、
    あるいは原作コミックに私の知らない情報が詰まっているか。

     

    友人の話では映画版はやはり結構急ぎ足になっているとのことで
    もっと細かな少年時代のエピソードや心情描写があるらしく、
    やはり原作を読まないときちっとした評価はできないらしい。

     

    個人的には人間同士の嫌な部分もたくさん見せられて心がやられているため、
    すぐには読めそうもないけど、まぁ近々。
    理解しようと熱が入る人ならばとにかくエネルギーを使う作品です。

     

    良い作品かどうかといえば良い作品です。

     

    おススメしたい作品かと聞かれれば、

    単なる娯楽作品ではないよと一言言ってススメたい。
    どっちかっていうと教育ビデオに近い感覚だったなぁ。

     

    感動するかと言われれば、日頃からこのようなテーマに関心があったり不安を抱いていたりすると
    恐怖が安心へ転じ、涙するかも。
    ただ、涙が全てではありません。
    こういった問題をもともと心の中で整理できている人は納得はすれ、涙はしないでしょう。
    ただそれと理解の至らぬ人の感動しないというのは別。


    まぁでも感動ポルノだなんだと言われる昨今ですが、人それぞれの持っているものが違うわけですから、
    個人の感じたままが答えでいいと思います。


    私はというとあからさまな感動はしませんでしたが、
    だいぶこういったテーマについて咀嚼させていただきました。
    ・・・というのも、今日話したことの一部は今作っている
    ゼノ動画で語ることの内容を切り取っているんですよね。


    いやぁしかし、やられた!
    こういう映画だったのか。
    昨日私は「暗闇に射す一条の光」に感動すると言いましたが、
    そうだったような、最後まで真っ暗だった様な不思議な感覚です。
    原作読めばこのもやもやははっきりするんでしょうか。

     

     

    とにかく今の私なら、抵抗なく「君の名は」を観れそうです。
    いつ観に行くかは未定ですが・・・。

     


    最後に余計な一言、ヒロインは美少女じゃなくても良かった気がします。

     

     

     


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      • 2019.10.19 Saturday
      • -
      • 21:59
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      コメント
      フォレストさん、聲の形をご覧になりましたか
      自分は候補に挙がったもう一方、君の名は。を観ました

      新海作品はほしのこえより追っかけていまして、
      今作の周囲の過熱ぶりに少々困惑していましたが、
      実際に観てみると評判どおりの面白さでした
      ただ、自分が新海作品に求めていた「切なさ」
      観賞後の「やるせなさ」が薄まってしまったので
      物足りなかったかも……(我ながら天邪鬼だと思います)

      今の時代、深夜アニメなどは奇をてらった作品が氾濫し、
      大きくもないパイを分割して先細りしていく一方、
      王道を描ききった作品が一般層を巻き込んで人気が出るのは
      興味深い現象です

      聲の形のレビュー、大変参考になりました
      自分も時間を見つけて観に行きたいと思います
      • Lacan35
      • 2016/10/08 2:07 AM
      >>Lacan35さん

      こんばんはです!

      君の名はをご覧になりましたか。

      なるほど、Lacan35さんが面白いとおっしゃるのなら、
      私の感性で観ても間違いないかもしれません。

      >「やるせなさ」
      新海作品を全部観ている友人も同じことを言っていました。
      もしかしたらそこを緩和したことが
      逆に多くの人の高評価を生んだ点なのかもしれません。

      王道で溢れれば奇をてらった作品が受け、
      奇をてらった作品が溢れれば王道が受けるのかも知れませんね。
      その意味では大衆レベルで観れば皆天邪鬼なのかもw

      >聲の形のレビュー
      聲の形に関してはまだまだ書きたいことがあります。
      実はかなり絞りました。

      この作品にはもしかしたら君の名はで薄まっていたとおっしゃる「やるせなさ」を感じるかもしれません。
      いやちょっと違うかな・・・。
      ただただ、やるせなすぎてもーどーしよーって感じですが。
      人の感情の針のムシロって感じです。

      そのあたり実際に観て感じていただければ。
      すごく難しい作品です。
      感想に言葉も選びまくる必要もありました。

      ぜひLacan35さんの感想も聞きたいでっす。

      • フォレスト
      • 2016/10/08 10:29 PM
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