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全てはここから始まった。

「君の名は」を観てきた。ネタばれ有

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    友人と都合が合ったので、「君の名は」を今日観てきました。

     

    率直な感想としては「まあまあ」でした。

     

    映像は奇麗だし、演出も良かったし水準は高いです。

    多くの人が受け入れるのも理解できました。

    しかし「聲の形」よりも語ることは圧倒的に少ないのでちょっと膨らませます。


    SF設定については、「体が入れ替わる」という情報はPVで知っていましたので、
    後は冒頭の隕石が落ちる描写の時点でなにかあるなと。
    ああこれは二人が逢おうとしてもそこにはいないなと序盤で推理がつきました。
    考察脳がすぐ働いてしまうのが私の悪い癖です。

     

    ただ私が想像していたのは作中の事件である時間のズレではなく世界の分断でしたが。
    隕石が原因として二つの時間に分かれて、二人が逢えないというパターンを
    予想出来うるSFトリック設定の中から引きずり出してきちゃったもので、
    一番のキモの部分でニヤリとはすれ、驚けなかったのが残念。
    まぁ実際は時間のズレなんでヒロインの方は過去の主人公に逢えたわけですが

     

     

     

    ・個人的に良かった点
    上にも書きましたがやはり背景描写の丁寧さと演出でしょうか。
    今、SF設定には驚けなかったと言いましたが、
    それでもその時間のズレの現実を突き付けるシーンや隕石の落下シーンなどはゾクッとしました。

     

    森林から射す木漏れ日等の自然描写は私の大好物なので、
    その辺りはとても丁寧。
    光と影の使い方、現実的な空気感にちょっとした嘘の光の形を織り交ぜたりすることで
    幻想的な雰囲気も同時に出していますね。
    新海作品の特徴的な部分の一つなのではないでしょうか。
    過去作はイラストしか知りませんが。

     

     

    ・気になった点
    幻想的な部分はあるものの、緻密な背景で現実的な世界観を演出しているこの作品。
    しかしキャラの訛り等しゃべり方にも結構こだわっている反面、
    選挙演説している大人達の異様な余裕のなさと硬い表情やセリフの辛辣さ、
    その周りに集まっている人たちのセリフの浮きようがリアル感を損なっている様に見え、
    一つ気付きがありました。

     

    というのは恐らく構造的には「背景・演出のリアル感」の上に「強めの漫画的なノリ」が
    乗っかってるのがこの作品の特徴。
    故のちぐはぐさがそう見えさせるのかなと。

     

    主人公とヒロインのやり取りも、思いのほか性的なフェチ描写が多く、
    その後のH!馬鹿変態!にもっていく嬉し恥ずかし漫画的な王道パターン。
    作者の趣味でしょうか。

     

    なのでこれはどちらかというと
    美少女恋愛ゲームを硬く作った感じなのかなと。

    恋愛ゲームとかではそのゲームというジャンル故にSFを取り扱ったものが異常に多く、
    時間を隔てた出会いと別れ、逢いたいのに逢えないという展開はまず、本当に「珍しくない」。
    中には名作も数あるわけだが、
    一般的ではないので君の名はを観て「こんなの初めて」という人は数限りなくいるだろう。

     

    「君の名は」の作品形態からそうは言ったが、SF作品そのものが本来そういった展開を
    得意とするジャンルなのでそういう感動に多く触れてきてしまうと
    「君の名は」では少し物足りない人もいるかもしれない。
    同じ場所にいても逢えないというのは世にも奇妙な物語などSFホラーを用いた作品にもよく見られる。
    なのでこの作品をあまり評価していない人が必ずしもアンチではないと思う。

     

    でも、中身のない理屈で感動した人をただ攻撃してはいけない。
    有名な人が結構過激な発言をしているが、炎上を生むだけだと思う。


    いい作品には間違いないので、
    普通の恋愛ものを見に行った人は、その衝撃的展開に驚くだろうし、
    逢いたいのに逢えない、好きな人を忘れてしまうという展開に触れたことがない人は
    感動の波に間違いなく流されると思う。

     

    なので単にSF擦れしている私は最後まで割とうんうんって感じでした。
    こういう展開は大好きですが、いろんなのですでに泣いてきているので
    パワーが足りなかった。
    それが心無いことなのかどうかは客観的判断に頼るしかありません。

     

    例えばこの映画で感動しない人は心が荒んでいるという感想を目にしました。
    でも多分心が荒んでいる人の方が絶対感動するので観た方が良いです。
    自分にないものを見せられてハッとするのは、

    そのことを咀嚼する心の準備ができてないからなのです。

     

    特に若い子たちは擦れてないので、受けがいいでしょう。
    それでいいのです。

     

    しかし・・・体入れ替わって恋愛に発展するあたり、これが若さかって感じですね。
    入れ替わっての行動も突飛なものが多く、リアルさには欠けてますが
    漫画的表現という視点では許される・・・かな。
    「耳をすませば」にSFが乗っかった感もありますね。
    でも好きになる過程は「耳をすませば」より少し粗めかもしれない。


    恐らく細かいことよりも思春期のまっすぐで熱い感情がこの作品の魅力なのかも。


    熱いとは言ってもダイナマイトを使うとは思いませんでしたが・・・。


    最後に、
    物語のラストで「君の名は」と二人で言い合って終わってたかと記憶していますが、
    これは「君の名は・・・」なのか「君の名は?」なのかで気になっています。
    一回しか聞いてないので。

     

    名前を忘れている状態で相手の名前を言おうとしているのであれば、

    あの瞬間名前を思い出したのかなと勝手に解釈しています。

     

    そういう奇跡があってもいいよね。

     

    なんだかんだで楽しめました。
    ごちそうさまです。

     


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    0
      • 2019.07.18 Thursday
      • -
      • 22:23
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      コメント
      フォレストさんの冷静で的確なレビュー、読ませてもらいました

      前回のコメントで観衆は天邪鬼という話がありましたが、
      この映画が公開されたタイミングも良かったと思うんですよね
      王道的ジブリ作品が無く、細田作品もちょっとニッチな方向に
      行ってしまったので、ジブリのように風景が綺麗で、王道を
      観たいという観衆の欲にがっちりはまったんじゃないかなと
      くわえ、キャラデザに田中将賀氏、音楽にRADWIMPS、
      作画陣にも安藤雅司氏、他有名アニメーターと豪華スタッフ
      さらに宣伝も広く展開された
      ヒットする要素は多々含まれ、内容に感銘した若い子を
      中心にSNSで拡散、映画代も他の娯楽に比べれば
      高い金額ではないのでリピーターも続出
      映画は娯楽の王様という言葉も懐かしいですが、
      タイミング、宣伝、内容でまだまだ盛り上がれるのだと
      再認識しますね

      >漫画的な王道パターン
      監督曰く、自分が女の子に入れ替わったら何をする?
      と考え、とりあえず胸を……となったそうです
      その点は分かりやすく、ウケが良いように描いたのでは
      ないでしょうか

      >体入れ替わって恋愛に発展する
      自分はそれは思いました
      まあ、高校生、特別な関係になった。好きになる理由としては
      充分かなと
      自分としては奥寺先輩が指輪を見せた時、すごく胸が
      締めつけられました(^^;
      (新海作品では年上と結ばれることは無いのです……)

      このヒットを受け新海監督が次にどんな作品を創るのか
      色々な意味で楽しみです
      プレッシャーも相当あるでしょうが、王道を描きつつも、
      監督のオリジナリティを残してほしいですね
      庵野監督のヱヴァ破→Qのように元のテイストになり、
      観客をあぜんとさせるのもアリですがw
      • Lacan35
      • 2016/10/10 11:22 AM
      >>Lacan35さん

      こんにちわ!

      いやー、あまり自分の心に嘘をつきたくなかったので、
      ああいった感想になってしまいました。

      >公開されたタイミング
      そうそうこれは先日友人と話しました。
      確かに昨今古き良きジブリ的作品が無いことは、
      この作品にチャンスを与えている気がします。

      情報の拡散の仕方も巧みですよね。
      私のような観る気が無かった人間も1800円払った上に誘った友人は2回目の視聴。
      この連鎖もうまい!と言わざるを得ないw

      でも確かにヒットする材料はすべてそろっている作品でした。
      昨今の王道に回帰するぞというあざとさではなく、
      一昔前の自然に王道という作品が出来上がっている感覚がこの作品にはあります。

      >とりあえず胸を……
      まぁ、揉みますよね・・・w

      でもまぁこのあたりの表現は、リアル寄りの世界観でやると少し生々しいところがありますので、このあたりがジブリとは違う「新海作品」なのかなと感じました。
      口噛み酒とかもすごいの出してきたなと。
      何気なく描かれていましたが、かなり強烈なエロスではないでしょうか。キャッ☆ってなります。


      >好きになる理由としては充分かなと
      若さですな。

      >奥寺先輩が指輪
      確かにああいう表現はなにか新海さんの特別な感情があるのでしょうか。
      ヒロインとの恋愛が少し夢物語的なら、あれは現実的ですよね。
      でも主人公の心がヒロインだけに向かうので、いい苦みだと思いました。

      >新海監督が次にどんな作品を創るのか
      Lacan35さんのおっしゃるとおり、
      次はヒットする内容はそのままに、やりたいことを入れてくる気がします。
      モノを作る人間とはそういう欲が湧き出てくるものだと思うので、もし今回ヒットのために少し自分を曲げた部分があるのなら次回はうま〜く自分のテイストを差し込んでくるはず。
      極端なことはないと思うなぁ。
      そのあたり含め、技を見せてもらいましょう。

      これは、次回作も観ねばならんか〜w
      • フォレスト
      • 2016/10/11 2:16 PM
      タイミング乗り遅れてすみません、私も君の名は。を公開前から注目し、期待大で見に行きました。

      わりと以前から新海ファンで、いずれは大きくヒットするだろうなと予想はしていました。前作、言の葉の庭ではその片鱗がはっきりと見えたので。しかしまさかここまで異常なまでに一般に受け入れられるとは、、ですが。

      これまでの新海作品の路線を残しつつも大きく舵を切り、美術、音楽等の長所を最大限伸ばしつつ、足りなかった一般受け、若年層向け要素と演出をうまく取り入れた結果だと思います。

      フォレストさんが見るとしたら感想は、まあまあ位じゃないかなーと予想してましたが、やっぱりw
      私も近い感想で、確かにエロゲー等でも恋愛+SFはよくある設定で、細部まで設定を作り込んである力作は多いですから、その辺りの濃い作品を楽しんだ人にとっては、泣かせるまでのパンチ力はないでしょうね。私は設定の粗が途中で結構気になってしまって、いつもの写実的な美術との折り合いがつかず
      少し感情移入が阻害されてしまったのが残念でした。

      耳をすませばにSFが乗っかった、というのはとてもうまい表現ですね。ちなみに耳すま、大好きです。

      本来新海監督の作風は、人の心の暗部を深く描き出し、そこから這い上がる手前のわずかな光を見せる程度の所で終わらせるような、苦い余韻を残すようなタイプだと個人的には思っていますので、今回は驚くほどに明るく、明瞭になった印象です。そのお陰で間口が広がり、彼の独自の芸術性に多くの人が気付いてくれた事は、古参のファンとしては嬉しい限りです。傑作に違いありません。

      でも次回作ではそっちにまた戻ってほしい気持ちの方がどうしても強いですね。どうせ皆期待値で見に来るから、やりたい路線に戻して好き放題ドス黒くやってまえ!みたいなw


      さてそうなると君の名は。よりもむしろ、フォレストさんの感想が是非聞きたいのは、秒速5センチメートルの方ですね。この作品は表現が難しいのですが、見る人によってはイレギュラーな感情を呼び起こす劇薬となり得ます。その時のデリケートな心の状態なども影響してきますが、主に過去の経験から作られた受け手それぞれの恋愛観によっては、絶賛と酷評の大きな二極化を生みます。だから実は感想を言う事が、イコール自分の恋愛観を暴露することにもなるので、実はとても恥ずかしかったりもするのですがね。

      私は一度目に見終わった後は、これまでの自分を全否定されたようでひどく心がざわつき、数日鬱になった挙句、この作品に強い怒りを覚えましたが、その後監督の意図や小説版で情報を補うことで、この作品の意義に気付き、大きな感動を経験しました。淡々と進む60分の中にそれ以上に広い行間があり、受け手の心を映す鏡のような作品と言えます。新海監督の強い作家性が出ているという意味でもまさに代表作ですし、機会がありましたら是非ご覧下さい。
      • ウヅキ
      • 2016/10/16 11:26 PM
      >>ウヅキさん

      こんばんは!

      ウヅキさんもご覧になりましたか、「君の名は」。

      >いずれは大きくヒットするだろうな
      予見していらしたのですね。
      まぁでも話題性は昔からありましたよね。

      >足りなかった一般受け、若年層向け要素と演出
      実は私を連れていった友人は新海作品をすべて見ているのですが、聞いてみると今までの作品は悲劇的で好きではなかったそうな。そんな友人が横で泣いているのだから、ふむふむそういうことかと私は分析野郎になっていましたw
      そこまで違うものなんだなと、確かに過去作を確かめてみる必要もありますね。

      >設定の粗
      どうなんでしょう、小説などはもっと粗が少ないのでしょうかね。
      でもまあ表に出ない設定の彗星同士の結びやお母さんとお父さんの体の入れ替わりとかがあるので、むしろ粗に見えるくらいそういう側面を引き算したのかもしれませんね。

      そこで少しちぐはぐさが出たのかもしれません。

      >耳すま、大好きです
      ボーイミーツガールモノが好きな人はたまらない作品ですな。
      耳をすませばはどちらかと言うとファンタジー寄りっぽさがありますね。
      でもリアルな世界観との調和が感じられます。
      「君の名は」は少しキャラの描写が漫画を目指していて背景や雰囲気がリアルなので、少し調和が取れていない部分があります。

      >人の心の暗部を深く描き出し、そこから這い上がる手前のわずかな光を見せる程度の所で終わらせる

      なるほど。「這い上がる手前」のわずかな光ですか〜。
      私の感動ポイントはその光に必死にあがいて光に辿り着くところにあるので、なかなか相容れないところがあるかなーといった印象。
      「君の名は」は確かにすごく明瞭でしたね。
      ウヅキさんのお話を聞いていると差し込む光が太くなった感じ。

      でもそれが多くの人が触れるきっかけになったのだから、間違いが無く傑作と言えるでしょう。
      何せ私のようなひねくれ者も観たのだから。

      >やりたい路線に戻して好き放題ドス黒くやってまえ!
      そうなった時の新規ファンの反応が楽しみすぎますねw

      >秒速5センチメートル
      いやもう、ウヅキさんがおっしゃるのでしたら全部観てみますよw
      私が恋愛観というものをどこまで作品に求めるかは少しわからないので、どう感じるかは不透明ですが。

      やっぱ全部観た上での「君の名は」なのでしょうね。

      私なりの感想しか出ないとは思いますが、観てみることにします!
      • フォレスト
      • 2016/10/18 3:15 AM
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